「あと2年くらいで小学校卒業じゃん? 小学生の思い出に、家族でしまなみ海道にサイクリングってのはどう?」
と家族に提案したのが2024年の2月。
満場一致で「いいね!」ってことで、自転車をレンタルすること前提で、時期、ルート、宿などなど、家族で楽しめるしまなみプランを考え始めた。
そんな最中、エレファントサイクル主催の「しまなみ海道サイクリング」の開催に気づく。たしか榎本さんがインスタでイベント告知してたっけ。
それを見た瞬間に夫婦で会議し「ならいっそのこと、それに参加しちゃおう!」となり、すぐさま榎本さんにLINE。
Q:初心者と小学生でも参加できますか?
A:問題ナシ!
実際にはそんな言い方ではないんだけど(笑)、話が早かったのは事実。開催ひと月半くらい前だったかな。そんなわけで、家族で参加することになったのでした。
ここからは参加者目線で「エレファントサイクル しまなみ海道サイクリング 2024」をレポート。
さて、県外から参加する場合、まあまあの障壁になるのが集合場所。多くの場合、集合&スタートは尾道か今治か、になると思うけれど、エレファントサイクルのイベントは、ここから違う(笑)。
なんと、須波港(すなみこう)という港なのだ!
「須波ってどこよ?」状態だったぼくは、すぐさまgoogle mapsで調査。すると、尾道の隣町、三原から南へ6kmくらい行った場所だった。

しかも、そこに朝8時集合。
輪行なら三原駅から自走もできそうだけれど、福岡から新幹線で三原入りするぼくらは三原からの移動手段に悩んだ。
タクシーも考えたけれど、駅前ですら早朝にはタクシーがいない(泣)ので、三原から電車で須波駅まで行き、そこから徒歩で向かうことに。
駅を降りてから現場までがそこそこあったけれど、まあ許容範囲かな(ちなみに15分くらいかかります)。
かなり予定どおりの時間に集合場所につくと、榎本さん一家をはじめ、バイトリーダーSさんや周年パーティーでお見かけした面々、いわゆる“エレファントファミリー”がすでに準備中。
みなさんに軽く挨拶してお土産を渡して(福岡土産はあんまり良いのがないのが悩み)、いざ、今日のわれわれの相棒とご対面〜。
今日はbirdyをレンタル。
ぼくは実験号、奥様はGT改、子どもはクラシック。1台もノーマル車がないところがエレファント流(笑)。
それにしても、こんなに高級な自転車を無料で3台も貸し出してくれる榎本さんに感謝だわ〜。

さて、なにゆえに集合場所が須波港なのかというと、それはエレファントサイクルのしなまみ海道サイクリングのルートに秘密がある。
じつは、尾道から今治までの全長約80kmのしまなみ海道において、比較的地味〜な向島、因島、そして大島の行程を大胆にカットした、いわば”しまなみ海道のオイシイとこどりなルート”になっている。
ぼくも1回だけだけど全行程を走ったことがあるので、その3つの島がちょっとアレなのはわかっていた。だから、このルートプランは“さすがだ”と思った(笑)。
はっさく屋(因島)とか、よしうみいきいき館(大島)へ行けないのは心残りだけれどね。
で、須波港から生口島の沢港までフェリーで行き、沢港から事実上のサイクリングスタート。

このときの参加者は全部で30名強くらい?
当然ながらロードバイクが多いけれど、カテゴリーはさまざま。りんちゃんも榎本さんが引くバーレーで参加。birdyというか小径車はぼくたち家族のみ(笑)。別にいいんだけど、仲間がいないぶん、ちょっぴり心細い。
さて、ルートは2種類あって、生口島の沢港から伯方島「道の駅 伯方S・Cパーク」まで行ってランチ、そのまま引き返す全長約40kmのショートコース(Basicルート)、道の駅から大三島でヒルクライムをして多田良公園(大三島)で合流する全長約60kmのロングコース(Spicyルート)。

このマップは2024年版だけれど、おそらくは2025年以降も基本は同じかと。
ぼくら一家は当然、ショートコース!
つまり片道20kmの軽〜いサイクリング。走行ペースも、体感20km前後ののんびりペース(ぼくら一家はもうちょい遅め)。
それにしても、この日のしまなみは快晴で、風もなく、最高のコンディション!
風光明媚な景色もあいまって、奥様も子どもも「気持ちいい〜」を連発。

……なんだけれど、運動不足の奥様は、少しずつ遅れをとってしまうことに。
「私のせいで遅れてるよー」と、不安げな奥様だけれど、エレファントサイクルのサイクリングは少々遅れても大丈夫。
みんな、しょっちゅう止まって遊んだり写真を撮ったりするから、遅れたところですぐに合流できちゃうのです。そもそも、だれかが遅れていると、待っててくれる(申し訳ないけれど、ありがたい)。
みんな、本当に余裕があるというか、ゆったりしているから、初心者でも全然平気。

とはいえ、運動不足の奥様にはキツかったようで……。
しまなみ海道って、橋へのアプローチでどうしても上りセクションを走る必要があって、奥様の足はどんどん削られ、折り返し地点の「道の駅 伯方S・Cパーク」に到着するころには足がほぼ限界に到達(泣)。
「榎本さんが許してくれるなら自転車置いてタクシーで帰りたかった」とは奥様の後日談。
さすがにそれはなぁ……。
道の駅ではラーメン食べたりソフトクリーム食べたり、イルカを観たり(ドルフィンファームしまなみオススメです)と、のんびりと休憩したものの奥様の体力は削られたまま。

折り返してからのペースもグンと落ち、奥様は「あのときは気力だけでペダルを漕いでいた」と。
しかーし、そんな奥様を救ったのが、京都の「サイクルケア」小林さん。
ディープ京都と呼ばれる京都奥地から参加された自転車屋の小林さん。道の駅では、りんちゃんに押されて海にダイブするという“お約束”を演じてくれたあの小林さんが、終盤、ずっとぼくら一家と一緒に走ってくれただけでなく、「ぬるいですけど糖分補給にどうぞ」と、差し入れにいただいたカフェオレに奥様感激!
「あのカフェオレが、めっちゃありがたかったです。ありがとうございました(by奥様)」
自転車屋さんが別の自転車屋さんのサイクルイベントに参加して、参加者を助けてくれるなんて、なんて素晴らしいんだ。
いやホント、あらためまして、あのときはお世話になりました!
そんな小林さんの補助もあって、無事に走りきったわが家。
なにげに体力的にはへっちゃらだった小学5年生の子どもは「すっごく楽しかった! また行きたい!」という100点の感想。
いろいろあった奥様も「大変だったけれど、楽しかった!」と。
この日は尾道の居酒屋でお疲れさま会をして(家族でね)、温泉でゆっくりと体を癒したのでした。

というわけで、突然決まって参加することになったエレファントサイクルのしまなみ海道サイクリング。家族みな、とてもとても良い経験になったみたい。
普段、自転車には乗っても、こんなに大勢で走ることってないから、まずそこが刺激的だし、“名前も知らないけれど、みんな仲間”みたいな、そんな空気感も素敵。
あと、上の写真のように、要所要所で写真を撮ってくれて、あとからグループラインで共有してくれるのもうれしい! 自分たちが走っている写真って、自分たちでは撮れないからね。
これまでショップ主催のサイクリングイベントって、どうしても閉鎖的なイメージがあったり、ガチすぎたりで参加しようと思わなかったけれど、エレファントサイクルのイベントは少なくともそんなことはなくて、初心者や子どもでも十二分に楽しめた。
だからこそ、迷っていたら、ぜひ参加してみて! 絶対にまた、行きたくなるから。
ぼくら一家はというと……すでに「また行きたい! 今治まで走りたい」と子どもから言われているし、意外にも奥様も「今度は自分の自転車で走りたい」とのことなので、次の目標は全行程をマイ自転車で! かな。大三島あたりで一泊して、のんびりと。
いつ行くのか? それはわからない(笑)。

福岡のdaidai
広島出身。東京での勤務を経て、今は福岡で会社員をする元ライター。
好きなものは自転車、コーヒー、ゲーム、モータースポーツ。
「leisurely bike(のんびり自転車)」という名前でYouTubeとInstagramもやってます。


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