東京で一人暮らしをしていたある日、ぼくはいつものようにコンビニで立ち読みをしていた。「グッズプレス」だったかな、その手の多様な商品を紹介している雑誌の、あるイチページに釘付けになった。
こ、これは!!
それは折りたたみ自転車、ルイガノのJEDI(ジェダイ)の紹介記事。ほかのたくさんの商品に埋もれるように扱われていた小さな小さな紹介記事だったのだけれど、そのスタイリングに釘付け。
たしか、最初のJEDIだったと思う。白いフレームと黒っぽいスイングアームの車体。
思わずその雑誌を購入(笑)。コンビニ弁当を食べながら、何度も紹介記事を熟読。
「何度見ても、めっちゃカッコイイ。でもなあ、値段がなあ……」
そのお値段、たしか12万くらい。
自転車を趣味にしていない人にとって、正直10万オーバーの自転車って、かーなり高い(泣)。
でも、一目惚れしてしまったそのデザイン。気持ちは「高くても買っちゃえ」の方向に。
当時、自転車ド素人だったぼくは、スポーツサイクルショップというものを知らず、迷わず渋谷の東急ハンズへ(笑)。
お店には在庫がなかったので、雑誌の切り抜きを見せて「すみません、これが欲しいのですが、取り寄せできますか?」という体で買いに行ったのを覚えている。
で、手に入れたルイガノJEDIに、めっちゃ感動!
なによりその軽さと、その軽さからくる軽快な走りに驚いた。
その瞬間「ああ、高い自転車って、高いなりに違うんだな」ということを悟る。

それからはもうサイクリングが日常の趣味に。休日になると自転車で都内を散策するのがもう楽しくて。
JEDIは最終的に10年くらい乗ったかな。カスタムの世界を知らなかったので、ほぼほぼノーマルでずっと乗ってた。せいぜいグリップとサドルとタイヤを替えたくらい。
そんな折、フレームからの異音が気になり、ネットで調べて横浜・鶴見のJEDIに詳しい自転車屋さんに持って行った(乗っていった)ことがあって、じつはそのときに対応してくれたのが、榎本さんがよく動画のなかで“ジュンジュン”と呼んでいる、現パシフィックサイクルズ・ジャパンの鈴木潤さん。山下公園に「GREEN CYCLE STATION」をオープンさせる前の話ね。
鈴木潤さんは覚えていないだろうけど、あのときはお世話になりました。
JEDIが人気だったのか、そもそも小径車が人気だったからJEDIが生まれたのかはわからないけれど、たしかに2000年前後は街にミニベロがたくさん走ってた。
その多くはJEDIと同じような形状のフロントフォークを使ったR&M BD-1(今のbirdy)と、その派生モデル。たしか、クルマメーカーのプジョーとか、あのビアンキも同じようなモデルを発売していたっけ。
残念ながらJEDIは2015年で終了したようだけれど、BD-1はbirdyとなって今もなお進化中。Gaapを買っていなかったらbirdyにしていたかもしれないので、現在進行形のbirdyはずっと気になる存在なのだ。
だからエレファントサイクルのサイクリングイベントでbirdyに乗ると、ちょっと嬉しかったりね。

そんなわけで、ルイガノJEDIでスポーツ自転車の世界に片足を突っ込み、パーツの汎用性が高いGaapでどっぷり浸かってしまったぼく。
たまたま小径車に乗り続けてはいるものの、必ずしも小径車だけが好きってわけでもなくて、密かにクロモリのクラシカルなロードバイクもずっと前から「良いなぁ」と思っている。
例えば、Above BikeのSvecluckとかね。
ああいう、型落ちしない、ずっと乗っていられそうな自転車って惹かれるわ〜。
でも性格的にも環境的にも複数台持てないので、Gaapのフレームにクラックでも入ったら考えよう。入らないでほしいけど。
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福岡のdaidai
福岡で小径車KUWAHARA Gaapに乗る元ライター。
この記事用に画像生成AIの活用を試みるも、なかなかクセがあって四苦八苦。
世間のムーブメントの波に乗ろうと『モンスターハンターワイルズ』の発売を心待ちにしているが、ハマれるかどうかがちょっと不安。
PS4で同『ワールド』と『アイスボーン』はやったクチなので、イケるはずなんだけどなぁ。
「leisurely bike(のんびり自転車)」という名前でYouTubeとInstagramもやってます。


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